第26回参院選に合わせて「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」が公開

中根 雅文 (2022年7月2日)

ヤフー株式会社は、7月10日投開票の第26回参議院議員通常選挙の立候補者情報などを、スクリーン・リーダーで読みやすい形で掲載する「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙を7月1日に公開した。

インターネット上に掲載される選挙公報のアクセシビリティー確保は義務化されておらず、視覚障害者のアクセスが難しいという現状がある。Yahoo! JAPANの独自調査によると、選挙公報のスクリーン・リーダーへの対応率は2019年の参院選から2021年の衆院選で微増傾向がみられるものの、約25%の選挙区(都道府県)においては対応率が0%だという。

このサイトは、視覚障害者がインターネット上の選挙公報から情報を取得することが難しいという問題の解決や、視覚障害者の選挙情報取得に対するハードルをなくしていくための啓発を目的として提供されている。

全国の選挙区で選挙公報の提出があった365人について、選挙公報の内容を順次掲載するのに加えて、投開票日翌日以降には得票数や当落結果を順次掲載する予定。情報の掲載に当たっては、スクリーン・リーダーでアクセスできる形にするほか、ロー・ビジョンのユーザーが利用しやすいように黒地に白文字のコントラストの高い配色を用いている。

掲載サイト名
(上記サイト名をクリックすると、同サイトからのニュースクリップの一覧をご覧いただけます。)