第5回: Rivo2特集 -- 「iPhone忘れてRivo2だけもって出たことあります?」

JBICT.Net事務局 (2018年5月24日)

今回は、株式会社ラビットから先月 (2018年4月) 発売された視覚障害者向けBluetoothキーボード、Rivo2の特集を送りします。

今回の出演者 (五十音順、敬称略)

  • 伊敷 政英
  • 高橋 玲子
  • 辻 勝利
  • 中根 雅文

主な内容

  • 4月1日に開催されたRivo2製品発表会の様子を簡単に紹介
  • 株式会社ラビット、荒川 明宏さんへのインタビュー
  • Rivo2の実際の使用感などの紹介

収録後記

今回Rivo2について取材する中で、「iPhoneやiPadをもっと確実に、そして手軽に使いたい」という視覚障害者のニーズの高さと、そこに真摯に応えようとするラビットさんの心意気をとても強く感じました。そして実際に使い始めている高橋さんがiPhoneを忘れてRivo2だけを持って家を出るくらい生活になじんでいることを聞いて、ユーザーのニーズと作り手の思いがマッチしているなと感じました。Rivo2が日常生活用具になって、iPhone/iPadをより使いこなせるようになるといいなと思います。 [伊敷 政英]

iPhoneを使い始めたときの新しい大きな驚きと喜びは、「みんなと同じ小さなタッチスクリーンを使って、私にもいろいろなことができてしまうんだ」ということだったと思います。スクリーンに直接触って操作できるから、「右上のアイコンをタップ」とか「下に並んだ四つのタブから選択」など、画面上の位置を含んだ一般向けの情報がそのまま体感できてしまう。それは初体験のとても楽しい喜びでした。 その楽しさや喜びは今も全く変わっていません。いろいろなアプリの画面構成が手に取るようにわかることには、いつもとてもわくわくします。タッチスクリーンでの画面操作や、電車で立って揺られながら右手の指を3本駆使する日本語ローマ字のタッチ入力にも、かなり慣れました。 でも、やはり長めの文章を書いたり、書いたものをあれこれ修正したり…となると、タッチスクリーンは恐ろしく手ごわい入力装置になってしまいます。おまけに、スクリーン上の情報を読む際にも、左右ふりっくや上下スワイプなど、長時間続けると手首が痛くなってしまうような動作をたくさんしなければなりません。 Rivo2は、私たちにとってのそんなスマホの「残念」をとても細やかにフォローしてくれる、軽くて小さなキーパッドです。片手にすっかり収まってしまうRivo2をささっと操作して、満員電車の中でも楽々、好きなように読んだり書いたり音楽を聴いたり、操作に画面を必要としない私たちってラッキーかも?と感じることもしばしばです。 せっかくのタッチスクリーンなので、直接いっぱい触ってさまざまな画面の構成や動きも楽しんで、それらをイメージしながら私たちならではのRivo2の恩恵にもしっかり預かる……そんな使い方をしていけたらいいなと私は思っています。 [高橋 玲子]

僕は昨年、サイトワールドの会場でRivo2の試作品を見せていただきました。 文字入力機能だけでなく、電話が掛けられたりメディアファイルが再生できたりと、まさにかゆいところに手が届くおもしろい製品だなと言う印象でした。 今回荒川さんや高橋さんのお話を聞きながら、改めてRivo2がとても魅力的な機器なんだなと言うことを実感しました。iPhoneをもっと便利に使い倒すためのデバイス、いつかは自分も手にしてみたいなと感じました。 [辻 勝利]

iPhoneにしてもAndroidにしても、スマートフォンは以前から外付けキーボードを使えるようにはなっていましたが、スマートフォンそのものと同様の携帯性を損なわないような使い方はなかなか難しかったように思います。Rivo2はそういった外付けキーボードの弱点を補ってくれるものなのだなという気がしています。同じことをするのに複数の手段があるというのは、やはり使いやすさにつながることだと思います。
キーボードを使うことが前提だったWindows PCは、Windows 8以降でタッチ・スクリーンも使えるようになったことで、それまでよりも画面上のレイアウトを把握したりする手段が増え、場合によってはそれが便利だったりするようになりました。 一方、タッチ・スクリーンが前提のスマートフォンも、携帯性が高い、使いやすいキーボードを併用できるようになることで、その使い方の幅が広がるのではないかと思います。
ということで、発売以来ずっと迷っていましたが、先ほど発注してみました。 [中根 雅文]

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