第6回: CSUN2019特集 -- 「組織の中に多様な人がいることは、その組織にとってプラスだし当たり前なんだよね」
JBICT.Net事務局 (2019年4月20日)
毎年春、アメリカのカリフォルニア州で "CSUN Assistive Technology Conference" (通称 "CSUN") という、支援技術や情報アクセシビリティーをテーマにしたものでは世界最大級のイベントが開催されます。 今回は、3月に開催された今年のCSUNに参加したNVDA日本語チーム代表で株式会社シュアルタの西本 卓也さんをゲストにお迎えし、やはりCSUNに参加したJBICT.Netの中根も交えて、お話しを伺っています。
今回の出演者
- ゲスト: 西本 卓也さん
- 伊敷 政英
- 辻 勝利
- 中根 雅文
主な内容
- cSUNとは?
- 印象に残ったセッション
- 印象に残った展示
- NVDAとNVDA日本語版に関する最近の動向
収録後記
もう10年くらい前になりますが、僕も毎年CSUNに参加して、スクリーン・リーダーや関連ハードウェア等の最新動向を確認するのを楽しみにしていました。 今回お二方のお話を拝聴して、機会があれば自分ももう一度この世界最大級のカンファレンスに参加して支援技術やそれに関わる人たちの熱気を肌で感じたいなと思いました。 久しぶりにわくわくするようなCSUNのお話を聞くことができてとても楽しかったです。来年は僕も行くぞお! [辻 勝利]
ウェブアクセシビリティに携わるようになって15年以上になりますが、実はCSUNに1度も参加したことがありません。これまでも、参加された方のお話を聞くたびに「行ってみたいな」と思いつつ、年度末の忙しさに埋もれてしまっていました。今回西本さんと中根さんのお話を伺って、日本ではあまり聞くことのできない障害者雇用の事例やSTEM教育を支えるガジェットのお話にわくわくしました。ロービジョン関連のセッションや展示はもとより、認知障害や学習障害とアクセシビリティにまつわる話も聞いてみたいです。「来年こそは行くぞ」と強く感じました。[伊敷 政英]
CSUN開催後に日本から参加した人の話しを聞くと、ほとんどいつも僕はCSUNが大して面白くないイベントのように感じられてしまいます。でもそれはCSUNがつまらないのではなくて、その人の興味と僕の興味が一致していないからそう感じてしまうだけなのだなと、たまにCSUNに参加すると感じます。今回もまさにそんな感じでした。
視覚障害当事者の視点でのレポートのようなものは、僕が知る限り日本ではあまり見かけませんので、少しでも皆さんの参考にしていただければ幸いです。
また、4月2日に都内で簡単な報告会のようなものを開催しましたが、このイベントの動画アーカイブもありますので、よろしければ参考にしてください。 (今回のポッドキャストで触れられなかったことも少し話しています。)
なお、今回のCSUN参加に当たっては、西本さんの株式会社シュアルタに費用面でのサポートをいただきました。改めてお礼申し上げます。[中根 雅文]