第11回:With Blind、國宗陽介さんインタビュー -- 「自分の考えで便利だと思っているものなら他の人の役にも立つと思うので」
JBICT.Net事務局 (2023年4月13日)
今回は、一般社団法人With Blindの國宗陽介さんをゲストにお迎えして、同団体の設立の経緯や、同団体が最近運用を始めた視覚障害者向け総合レビュー共有サイトVi-logについてうかがっています。
今回のゲスト
國宗 陽介(くにむね ようすけ)さん
1989年生まれで、大阪府出身。
子どもと妻で3人で生活をしながら、事務職として働いている。
本業の傍ら、一般社団法人With Blindの活動メンバーとして活躍。
一般社団法人With Blindは、見えても・見えなくてもをコンセプトに、視覚障害に関連する様々なことをブログで楽しく発信している。
また、障害がある人をメインターゲットにした総合レビューサービスVi-log(ビーログ)アプリの運営を行っている。
今回の出演者(五十音順、敬称略)
- 小川 敏一
- 高橋 倫花
- 中根 雅文
主な内容
- 一般社団法人With Blindの設立経緯
- 視覚障害者向け総合レビューサイトVi-logのご紹介
- Vi-log開発に当たっての工夫と今後の予定
関連リンク
収録後記
アクセシビリティの観点から様々なものをレビューしたサービスで、書き手もレビューの対象も多岐にわたり、ページのレイアウトもパソコン、スマートフォンともにスクリーンリーダーでの操作性に優れています。
このアプリのおかげで、自分が使用した商品や利用したサービスについて、レビューをして、一般向けに発信したいが、ブログやWebサイトを作るまでには至らなかったという人にとっても、気軽に情報発信ができるようになったといえるでしょう。(小川 敏一)
國宗さんをはじめ、With Blindの皆さんの熱意が「Vi-log」というかたちとなったことが実感できて大変勇気づけられました。私も諦めないでやってみよう、少しずつでも情報の発信を続けていこうという気持ちになりました。 (高橋 倫花)
ポッドキャストの中での発言とも重なることですが、有益な情報をどれだけ得られるかが僕たち視覚障害者の生活がどれだけ豊かになるかということに大きく影響していると思います。僕たちはJBICT.Netの活動を等して、情報を手に入れる手段を多くの視覚障害者に広められればと思っていますが、Vi-logはそうして手にした手段を使って得られる有益な情報を増やすことにつながるだろうと思いますし、その手段を使って自分の経験を共有する場を提供してくれるサービスだとも思います。僕たちもしっかりと活動を推進していけるようにがんばらなければと、気持ちを新たにしました。(中根 雅文)