第3回支援技術利用状況調査報告書

掲載:2023年9月30日

更新履歴

2024年10月8日

「スマートフォンの利用プラットフォーム」の項、「iOSとAndroidの利用者数」の表中で、Androidの利用者の合計の割合が誤っていたものを修正しました。

修正前:33.65パーセント
修正後:20.38パーセント

なお人数には誤りはありませんでした。

はじめに

この報告書は、日本視覚障害者ICTネットワーク (JBICT.Net) が2023年5月から6月にかけて実施した第3回支援技術利用状況調査の結果をまとめたものです。

各設問(報告書末尾の「参考:設問一覧」を参照)への回答状況と、これらに基づいた集計結果の一部を示します。また、参考情報として、2022年に実施した前回調査の結果との比較を示している項目もあります。

参考:過去の調査結果

本報告書の著作権等

第3回支援技術利用状況調査報告書は、日本視覚障害者ICTネットワーク (JBICT.Net)が著作権を有し、CC BY-NC-ND 4.0

で公開しています。

Copyright © 2023 日本視覚障害者ICTネットワーク (JBICT.Net)

調査概要

調査期間

本調査は、2023年5月15日から6月30日の期間実施しました。

回答の募集方法

当団体のWebサイト上のフォームに記入する方法、または回答を記入したファイルをメールで送信する方法のいずれかを、回答者に選択してもらいました。

回答の募集は、以下の方法で行いました。

  • 当団体のWebサイトおよびX(旧Twitter)への情報の掲載
  • 点字毎日への掲載
  • 視覚障害関連の取り組みを行う団体に協力を依頼しての募集
    • NVDA日本語チーム
    • 視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”
    • 一般社団法人"With Blind"
  • 各種メーリング・リスト、メール・マガジンでの募集
    • 日視連情報メール
    • うさぎの耳(株式会社ラビット)
    • アメディアレポート(株式会社アメディア)
    • BLPCパソコンメモ
    • 馬場村塾
    • タートルICTグループメール(認定NPO法人タートル、ICTサポートプロジェクト)
    • 筑波大学附属視覚特別支援学校同窓会
  • LINEオープンチャットでの募集
    • 視覚障害情報交換所
    • ●視覚障害関連団体・イベント情報案内所●

回答者数

上記期間中に265件の回答が寄せられました。このうち、Webによる回答が258件(97.36パーセント)、メールによる回答が7件(2.64パーセント)でした。

265件の回答のうち、225件が有効回答で、有効回答率は84.91パーセントでした。

参考:前回調査の回答総数は266件、有効回答は255件、有効回答率は95.86パーセントでした。

無効回答としたもの

以下のような回答は、無効回答として扱いました。

  • 必須の設問への回答が記入されていなかったもの
  • 回答に矛盾があるもの(例:利用するパソコンのプラットフォーム(設問D-1)としてmacOSを選択していないのに、パソコンを使う際に使うことがあるもの(設問D-2)でmacOS VoiceOverが選択されている)
  • 回答受付時に送信した確認メールがエラーとなり、記入されたメール・アドレスが明らかに誤っていたことが推測されるもの

また、同一メール・アドレスが記入されている回答は、より最近送信されたものを有効な回答とし、その他の回答は送信されなかったものとして扱いました。

注意

  • 回答者の募集に当たって特にサンプリングは行っていないため、スクリーン・リーダーの利用率などが実態とは一致していない可能性があります。
  • 回答はインターネットのみで受け付けたため、日常的にインターネットを利用していない人の利用状況が反映されていない可能性があります。
  • 以下で掲載している数値は、小数第3位以下を四捨五入した数値であり、必ずしも合計が100パーセントになっていない場合があります。

回答者について

年齢(設問B-1)

全有効回答225件の回答者の年齢分布は以下の通りでした。

年齢分布
年代 回答者数 割合
19歳以下 5 2.22%
20代 27 12.00%
30代 27 12.00%
40代 33 14.67%
50代 66 29.33%
60代 44 19.56%
70代 20 8.89%
80歳以上 3 1.33%
答えたくない 0 0.00%
合計 225 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:年齢分布

参考:前回調査結果と比較すると、40代が9.25ポイント減少、50代が4.63ポイント増加しているのが目だっています。これら以外の年代の変化はいずれも3ポイント以内でした。

障害の状況(設問B-2)

全有効回答225件の回答者の障害の状況は以下の通りでした。

障害の状況
障害の状況 回答者数 割合
視覚単一障害 211 93.78%
視覚・聴覚の重複障害 11 4.89%
その他 3 1.33%
合計 225 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:障害の状況

ここで障害種別は、以下のように判断しました。

視覚単一障害:「視覚障害がある、または見ることに困難がある」を選択していて「聴覚障害がある、または聴くことに困難がある」を選択していない

視覚・聴覚の重複障害:「視覚障害がある、または見ることに困難がある」と「聴覚障害がある、または聴くことに困難がある」の両方を選択している

その他:「視覚障害がある、または見ることに困難がある」、「聴覚障害がある、または聴くことに困難がある」のいずれも選択せず、「当てはまるものはない」を選択している

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

全盲、ロービジョンの分布(設問B-3)

パソコンやスマートフォンの画面表示内容を目で見て確認することがあるかどうかを尋ねた設問への、全有効回答225件の回答者の回答は以下の通りでした。

全盲、ロービジョンの分布
回答 回答者数 割合
見て確認することはない 165 73.33%
見て確認することがある 60 26.67%
合計 225 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲、ロービジョンの分布

本調査の分析に当たっては、この設問に対して「見て確認することはない」と回答した人を全盲、「見て確認することがある」と回答した人をロービジョンとして扱いました。本報告書においても、それぞれ「全盲」、「ロービジョン」と表記します。

ただし、この回答はあくまでもパソコンやスマートフォン利用時に関するものであるため、「見て確認することはない」と回答した人にロービジョンの人も含まれている可能性があります。したがって、全盲とロービジョンの回答者数を正確に示しているものではありません。

参考:前回調査では、全盲が82.75パーセント、ロービジョンが17.25パーセントで、今回とは大きく値が異なりますが、前回調査では他の設問への回答状況から全盲かロービジョンかを推測した値であったため、単純に比較することは適切ではありません。上述の通り、今回の値も全盲とロービジョンの割合を必ずしも正確に示しているとはいえませんが、前回よりもより実態に近い割合であることが推測できます。

パソコンとスマートフォンの利用状況(設問B-4)

全有効回答225件の回答者のパソコンとスマートフォンの利用状況は以下の通りでした。

パソコンとスマートフォンの利用状況
回答 回答者数 割合
パソコンを使い、スマートフォンは使わない 14 6.22%
主にパソコンを使い、時々スマートフォンを使う 41 18.22%
パソコンとスマートフォンを同じ程度よく使う 132 58.67%
主にスマートフォンを使い、時々パソコンを使う 29 12.89%
スマートフォンを使い、パソコンは使わない 9 4.00%
合計 225 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンとスマートフォンの利用状況

この結果から、89.78パーセントの人がパソコンとスマートフォンを併用していることが分かりました。

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への年齢別の回答状況は以下の通りです。

パソコンとスマートフォンの利用状況:年齢別
パソコンを使い、スマートフォンは使わない 主にパソコンを使い、時々スマートフォンを使う パソコンとスマートフォンを同じ程度よく使う 主にスマートフォンを使い、時々パソコンを使う スマートフォンを使い、パソコンは使わない 合計
19歳以下 0
0.00%
0
0.00%
1
20.00%
3
60.00%
1
20.00%
5
100.00%
20代 0
0.00%
2
7.41%
19
70.37%
5
18.52%
1
3.70%
27
100.00%
30代 0
0.00%
4
14.81%
15
55.56%
5
18.52%
3
11.11%
27
100.00%
40代 2
6.06%
4
12.12%
23
69.70%
4
12.12%
0
0.00%
33
100.00%
50代 5
7.58%
12
18.18%
40
60.61%
6
9.09%
3
4.55%
66
100.00%
60代 5
11.36%
12
27.27%
22
50.00%
4
9.09%
1
2.27%
44
100.00%
70代 1
5.00%
6
30.00%
12
60.00%
1
5.00%
0
0.00%
20
100.00%
80歳以上 1
33.33%
1
33.33%
0
0.00%
1
33.33%
0
0.00%
3
100.00%
合計 14
6.22%
41
18.22%
132
58.67%
29
12.89%
9
4.00%
225
100.00%

積み上げ横棒グラフ:年齢別のパソコンとスマートフォンの利用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:年齢別のパソコンとスマートフォンの利用状況(回答割合)

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

パソコンとスマートフォンの利用状況:全盲・ロービジョン
パソコンを使い、スマートフォンは使わない 主にパソコンを使い、時々スマートフォンを使う パソコンとスマートフォンを同じ程度よく使う 主にスマートフォンを使い、時々パソコンを使う スマートフォンを使い、パソコンは使わない 合計
全盲 12
7.27%
32
19.39%
96
58.18%
18
10.91%
7
4.24%
165
100.00%
ロービジョン 2
3.33%
9
15.00%
36
60.00%
11
18.33%
2
3.33%
60
100.00%
合計 14
6.22%
41
18.22%
132
58.67%
29
12.89%
9
4.00%
225
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンとスマートフォンの利用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンとスマートフォンの利用状況(回答割合)

上記の結果から、全盲・ロービジョンのパソコンとスマートフォンの利用者数は以下の通りです。

パソコン、スマートフォンの利用者数
パソコン スマートフォン
全盲 158 153
ロービジョン 58 58
合計 216 211

横棒グラフ:パソコン、スマートフォンの利用者数

なお、この報告書で全盲・ロービジョンの別の回答結果や分析結果について割合を示す際、100パーセントの値を明示していない場合はこれらの数値を分母としています。

パソコンの利用

パソコンで利用しているプラットフォーム(複数選択、設問D-1)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、利用しているパソコンのプラットフォームをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで利用しているプラットフォーム
利用プラットフォーム 回答者数 割合
Windows 215 99.54%
macOS 16 7.41%
ChromeOS 9 4.17%
その他 3 1.39%

横棒グラフ:パソコンで利用しているプラットフォーム

「その他」の回答としては、LinuxとFreeBSDが挙げられていました。なお、「その他」として「プレイステーション 5」という回答がありましたが、調査表中の「パソコン」の定義に当てはまらないと判断し、「その他」の回答から除外しています。

WindowsもmacOSも利用していない人はいませんでした。

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

パソコンで利用しているプラットフォーム:全盲・ロービジョン
Windows macOS ChromeOS その他
全盲 157
99.37%
11
6.96%
5
3.16%
1
0.63%
ロービジョン 58
100.00%
5
8.62%
4
6.90%
2
3.45%
合計 215
99.54%
16
7.41%
9
4.17%
3
1.39%

横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンで利用しているプラットフォーム(回答者数)

横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンで利用しているプラットフォーム(回答割合)

WindowsとmacOSの併用状況

設問D-1の回答から、WindowsとmacOSの併用状況を調べました。

WindowsとmacOSの併用状況
利用プラットフォーム 回答者数 割合
Windowsのみ利用 200 92.59%
macOSのみ利用 1 0.46%
WindowsとmacOS両方利用 15 6.94%
合計 216 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:WindowsとmacOSの併用状況

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

パソコンで使うことがある支援技術(複数選択、設問D-2)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンで使うことがある支援技術をすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで使うことがある支援技術
支援技術 回答者数 割合
PC-Talker 180 83.33%
JAWS for Windows 24 11.11%
NVDA 113 52.31%
ナレーター 92 42.59%
ZoomText 6 2.78%
Windows拡大鏡や配色の変更設定 34 15.74%
macOS VoiceOver 15 6.94%
macOSのズーム機能や配色の変更設定 3 1.39%
ChromeVox 5 2.31%
いずれも使用していない 2 0.93%
その他の読み上げまたは表示変更機能 1 0.46%

横棒グラフ:パソコンで使うことがある支援技術(複数回答)

「その他」としては、ブラウザーに搭載されている読み上げ機能が挙げられていました。

参考:前回調査と比較すると、Windows拡大鏡や配色の変更設定を選択した人が4.40ポイント増加し、JAWS for Windowsを選択した人が6.30ポイント、NVDAを選択した人が3.15ポイントそれぞれ減少しました。これら以外の支援技術を選択した人の前回調査からの割合の変化は、いずれも3ポイント以内でした。

Windowsで利用しているスクリーン・リーダーの数

Windowsを利用している回答者215名について、設問D-2で選択したWindows向けスクリーン・リーダーの数を調べました。

Windowsで利用しているスクリーン・リーダーの数
利用数 回答者数 割合
0種類 5 2.33%
1種類 82 38.14%
2種類 62 28.84%
3種類 61 28.37%
4種類 5 2.33%
合計 215 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:Windowsで利用しているスクリーン・リーダーの数

Windows用のスクリーン・リーダーを利用している210名のうち、128名(60.95パーセント)が複数のスクリーン・リーダーを併用していることが分かりました。

参考:前回調査結果と比較すると、スクリーン・リーダーを1種類のみ選択した人が6.58ポイント増加しているのが目立っています。これ以外の回答者数の変化は、いずれも3ポイント以内でした。

全盲・ロービジョンの回答者別の選択状況についても調べました。

Windowsで利用しているスクリーン・リーダーの数:全盲・ロービジョン
0種類 1種類 2種類 3種類 4種類 合計
全盲 0
0.00%
56
35.67%
48
30.57%
48
30.57%
5
3.18%
157
100.00%
ロービジョン 5
8.62%
26
44.83%
14
24.14%
13
22.41%
0
0.00%
58
100.00%
合計 5
2.33%
82
38.14%
62
28.84%
61
28.37%
5
2.33%
215
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のWindowsで利用しているスクリーン・リーダーの数(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のWindowsで利用しているスクリーン・リーダーの数(回答割合)

Windowsで1種類のスクリーン・リーダーのみを利用している人の利用製品

設問D-2でWindowsのスクリーン・リーダーを1種類のみ選択した82名の回答者について、スクリーン・リーダーごとに選択した人の数は以下の通りでした。

1種類のみのスクリーン・リーダーを選択した回答者の利用製品
スクリーン・リーダー 回答者数 割合
PC-Talker 69 84.15%
JAWS for Windows 3 3.66%
NVDA 5 6.10%
ナレーター 5 6.10%
合計 82 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:1種類のみのスクリーン・リーダーを選択した回答者の利用製品

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

全盲・ロービジョンの回答者別の選択状況についても調べました。

1種類のみのスクリーン・リーダーを選択した回答者の利用製品:全盲・ロービジョン
PC-Talker JAWS for Windows NVDA ナレーター 合計
全盲 52
92.86%
2
3.57%
2
3.57%
0
0.00%
56
100.00%
ロービジョン 17
65.38%
1
3.85%
3
11.54%
5
19.23%
26
100.00%
合計 69
84.15%
3
3.66%
5
6.10%
5
6.10%
82
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別の1種類のみのスクリーン・リーダーを選択した回答者の利用製品(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別の1種類のみのスクリーン・リーダーを選択した回答者の利用製品(回答割合)

利用している人が多いWindows用のスクリーン・リーダーの組み合わせ

設問D-2で複数のWindows用スクリーン・リーダーを選択した128名の回答者が挙げた組み合わせで、上位5個の組み合わせは以下の通りです。

利用している人が多いWindows用のスクリーン・リーダーの組み合わせ
製品の組み合わせ 回答者数 割合
PC-Talker、NVDAとナレーター 50 39.06%
PC-TalkerとNVDA 30 23.44%
PC-Talkerとナレーター 16 12.50%
NVDAとナレーター 11 8.59%
PC-Talker、JAWS for WindowsとNVDA 6 4.69%

積み上げ横棒グラフ:利用している人が多いWindows用のスクリーン・リーダーの組み合わせ

参考:前回調査では4位だったJAWS for Windows、NVDAとナレーターの組み合わせと、5位だったPC-Talker、JAWS for Windows、NVDAとナレーターの組み合わせがいずれも6位以下になり、代わってNVDAとナレーターの組み合わせ、PC-Talker、JAWS for WindowsとNVDAの組み合わせがそれぞれ4位と5位になりました。1位から3位について、順位に変動はありませんが、1位の組み合わせを選んだ人が、複数スクリーン・リーダーを選択した人に占める割合で10.58ポイント増加し、2位の組み合わせを選んだ人が3.14ポイント減少し、その差が大きくなったといる点が目を引きます。

パソコンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況

設問B-4でパソコンを使うと回答したロービジョンの回答者58名について、WindowsおよびmacOSでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況を調べました。

パソコンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況
スクリーン・リーダーのみ利用 ロービジョン向け支援技術のみ利用 スクリーン・リーダーとロービジョン向け支援技術を併用 いずれも利用していない 合計
Windows 21
36.21%
3
5.17%
32
55.17%
2
3.45%
58
100.00%
macOS 2
40.00%
1
20.00%
2
40.00%
0
0.00%
5
100.00%

積み上げ横棒グラフ:パソコンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況(回答割合)

パソコンで主に利用している支援技術(単一選択、設問D-3)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンで主に使う支援技術を1つだけ回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで主に利用している支援技術
支援技術 回答者数 割合
PC-Talker 144 66.67%
JAWS for Windows 12 5.56%
NVDA 39 18.06%
ナレーター 4 1.85%
ZoomText 0 0.00%
Windows拡大鏡や配色の変更設定 10 4.63%
macOS VoiceOver 5 2.31%
macOSのズーム機能や配色の変更設定 0 0.00%
ChromeVox 0 0.00%
いずれも使用していない 2 0.93%
その他の読み上げまたは表示変更機能 0 0.00%
合計 216 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンで主に利用している支援技術

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への年齢別の回答状況は以下の通りです。

パソコンで主に利用している支援技術:年齢別
PC-Talker JAWS for Windows NVDA ナレーター Windows拡大鏡や配色の変更設定 macOS VoiceOver いずれも使用していない 合計
19歳以下 2
50.00%
0
0.00%
2
50.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
4
100.00%
20代 12
46.15%
1
3.85%
11
42.31%
0
0.00%
2
7.69%
0
0.00%
0
0.00%
26
100.00%
30代 11
45.83%
2
8.33%
7
29.17%
0
0.00%
1
4.17%
2
8.33%
1
4.17%
24
100.00%
40代 20
60.61%
3
9.09%
5
15.15%
1
3.03%
1
3.03%
3
9.09%
0
0.00%
33
100.00%
50代 44
69.84%
5
7.94%
9
14.29%
1
1.59%
3
4.76%
0
0.00%
1
1.59%
63
100.00%
60代 40
93.02%
1
2.33%
1
2.33%
0
0.00%
1
2.33%
0
0.00%
0
0.00%
43
100.00%
70代 13
65.00%
0
0.00%
3
15.00%
2
10.00%
2
10.00%
0
0.00%
0
0.00%
20
100.00%
80歳以上 2
66.67%
0
0.00%
1
33.33%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
3
100.00%
合計 144
66.67%
12
5.56%
39
18.06%
4
1.85%
10
4.63%
5
2.31%
2
0.93%
216
100.00%

積み上げ横棒グラフ:年齢別のパソコンで主に利用している支援技術(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:年齢別のパソコンで主に利用している支援技術(回答割合)

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

パソコンで主に利用している支援技術:全盲・ロービジョン
PC-Talker JAWS for Windows NVDA ナレーター Windows拡大鏡や配色の変更設定 macOS VoiceOver いずれも使用していない 合計
全盲 115
72.78%
10
6.33%
28
17.72%
2
1.27%
0
0.00%
3
1.90%
0
0.00%
158
100.00%
ロービジョン 29
50.00%
2
3.45%
11
18.97%
2
3.45%
10
17.24%
2
3.45%
2
3.45%
58
100.00%
合計 144
66.67%
12
5.56%
39
18.06%
4
1.85%
10
4.63%
5
2.31%
2
0.93%
216
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンで主に利用している支援技術(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンで主に利用している支援技術(回答割合)

パソコンでの点字ディスプレイ利用状況(設問D-4)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名の、パソコン利用時の点字ディスプレイの利用状況は以下の通りです。

パソコンでの点字ディスプレイ利用状況
回答 回答者数 割合
音声のみを使い、点字は使わない 151 69.91%
主に音声を使い、時々点字も使う 41 18.98%
音声と点字を同じ程度使う 11 5.09%
主に点字を使い、時々音声も使う 3 1.39%
点字のみを使い、音声は使わない 1 0.46%
音声も点字も使わない 9 4.17%
合計 216 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンでの点字ディスプレイ利用状況

参考:前回調査と比較すると、「音声のみを使い、点字は使わない」を選択した人が7.56ポイント増加し、「主に音声を使い、時々点字も使う」が4.91ポイント、「音声と点字を同じ程度使う」が3.00ポイントそれぞれ減少しています。

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

パソコンでの点字ディスプレイ利用状況:全盲・ロービジョン
音声のみを使い、点字は使わない 主に音声を使い、時々点字も使う 音声と点字を同じ程度使う 主に点字を使い、時々音声も使う 点字のみを使い、音声は使わない 音声も点字も使わない 合計
全盲 107
67.72%
37
23.42%
10
6.33%
3
1.90%
1
0.63%
0
0.00%
158
100.00%
ロービジョン 44
75.86%
4
6.90%
1
1.72%
0
0.00%
0
0.00%
9
15.52%
58
100.00%
合計 151
69.91%
41
18.98%
11
5.09%
3
1.39%
1
0.46%
9
4.17%
216
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンでの点字ディスプレイ利用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のパソコンでの点字ディスプレイ利用状況(回答割合)

上記から、パソコンでの点字ディスプレイの利用率をまとめました。

パソコンでの点字ディスプレイ利用率
利用している 利用していない 合計
全盲 51
32.28%
107
67.72%
158
100.00%
ロービジョン 5
8.62%
53
91.38%
58
100.00%
合計 56
25.93%
160
74.07%
216
100.00%

積み上げ横棒グラフ:パソコンでの点字ディスプレイ利用率(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンでの点字ディスプレイ利用率(回答割合)

パソコンで利用している点字ディスプレイ製品(設問D-5)

53名から有効な回答がありました。

特に回答が多かったのは、45名(84.91パーセント)が挙げていたケージーエス社の製品でした。

他には、5名(9.43パーセント)がブレイルセンス・シリーズの製品、4名(7.55パーセント)がFocusシリーズの製品を挙げていました。

前回調査の回答にあった、Seikaシリーズの製品を挙げた人はいませんでした。

5名(9.43パーセント)は複数の製品を挙げていました。

パソコンで利用しているWebブラウザー(複数選択、設問D-6)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンで利用することがあるWebブラウザーをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで利用しているWebブラウザー(複数選択)
ブラウザー 回答者数 割合
NetReader 127 58.80%
Internet Explorer 13 6.02%
Microsoft Edge 117 54.17%
Mozilla Firefox 29 13.43%
Google Chrome 140 64.81%
macOS Safari 15 6.94%
パソコンでWebを閲覧しない 1 0.46%
その他 2 0.93%

横棒グラフ:パソコンで利用しているWebブラウザー

1つ以上のWebブラウザーを選択した215名について、いくつのWebブラウザーを選択しているか調べました。

パソコンで利用しているWebブラウザーの数
選択した数 回答者数 割合
1 68 31.63%
2 78 36.28%
3 57 26.51%
4 12 5.58%
合計 215 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンで利用しているWebブラウザーの数

選択したWebブラウザーが1種類だった68名が、どのWebブラウザーを選択したか調べました。

パソコンで1種類のみ利用しているWebブラウザー
ブラウザー 回答者数 割合
Netreader 35 51.47%
Google Chrome 19 27.94%
Microsoft Edge 10 14.71%
Safari 2 2.94%
Mozilla Firefox 1 1.47%
Internet Explorer 1 1.47%
合計 68 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンで1種類のみ利用しているWebブラウザー

パソコンで利用しているメーラー(複数選択、設問D-7)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンでメールの読み書きをする際に利用することがあるものをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで利用しているメーラー(複数選択)
メーラー 回答者数 割合
MyMail 106 49.07%
Windows標準の「メール」 14 6.48%
Microsoft Outlook 70 32.41%
Mozilla Thunderbird 31 14.35%
MMメール 19 8.80%
VoicePopper 9 4.17%
Webブラウザー(Gmail、Yahoo! メールなど) 58 26.85%
macOS標準の「メール」 8 3.70%
パソコンでメールの読み書きをしない 4 1.85%
その他 6 2.78%

横棒グラフ:パソコンで利用しているメーラー

1つ以上のメーラーを選択した212名について、いくつのメーラーを選択しているか調べました。

パソコンで利用しているメーラーの数
選択した数 回答者数 割合
1 128 60.38%
2 61 28.77%
3 21 9.91%
4 2 0.94%
合計 212 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンで利用しているメーラーの数

選択したメーラーが1種類だった128名が、どのメーラーを選択したか調べました。

パソコンで1種類のみ利用しているメーラー
メーラー 回答者数 割合
MyMail 67 31.60%
Outlook 25 11.79%
Web 8 3.77%
MMMail 7 3.30%
Voicepopper 7 3.30%
Thunderbird 6 2.83%
その他 3 1.42%
WindowsMail 3 1.42%
macOSmail 2 0.94%
合計 128 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:パソコンで1種類のみ利用しているメーラー

パソコンで利用しているテキスト・エディター(複数選択、設問D-8)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンで利用することがあるテキスト・エディターをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

パソコンで利用しているテキスト・エディター
エディター 回答者数 割合
MyEdit 135 62.50%
Windowsのメモ帳 142 65.74%
macOSのテキストエディット 8 3.70%
パソコンでテキスト・ファイルの編集をしない 9 4.17%
その他 47 21.76%

横棒グラフ:パソコンで利用しているテキスト・エディター

「その他」として、以下のテキスト・エディターを2名以上が挙げました。

  • Visual Studio Code
  • Microsoft Word
  • MyWord
  • Notepad++
  • MMエディタ
  • 秀丸エディタ
  • TeraPad
  • サクラエディタ

スマートフォンの利用

利用しているスマートフォンの種類(複数選択、設問M-1)

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名に、選択肢の中から、利用しているスマートフォンの種類をすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

利用しているスマートフォン(複数選択)
回答 回答者数 割合
iPhone 192 91.00%
iPad 63 29.86%
Android搭載スマートフォン 39 18.48%
Android搭載タブレット 8 3.79%
らくらくスマートフォン 9 4.27%
その他 0 0.00%

横棒グラフ:利用しているスマートフォン

「その他」として、Androidを搭載する点じディスプレイ製品が挙げられていましたが、Android搭載タブレットとして集計しました。

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

利用しているスマートフォン:全盲・ロービジョン
iPhone iPad Android搭載スマートフォン Android搭載タブレット らくらくスマートフォン その他
全盲 142
92.81%
28
18.30%
24
15.69%
3
1.96%
9
5.88%
0
0.00%
ロービジョン 50
86.21%
35
60.34%
15
25.86%
5
8.62%
0
0.00%
0
0.00%
合計 192
91.00%
63
29.86%
39
18.48%
8
3.79%
9
4.27%
0
0.00%

横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別の利用しているスマートフォン(回答者数)

横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別の利用しているスマートフォン(回答割合)

スマートフォンの利用プラットフォーム

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名について、設問M-1の回答から推測される、スマートフォンでの利用プラットフォームは以下の通りです。

スマートフォンの利用プラットフォーム
利用プラットフォーム 回答者数 割合
iOSのみ 161 76.30%
Androidのみ 5 2.37%
らくらくスマートフォンのみ 6 2.84%
iOSとAndroid 36 17.06%
iOSとらくらくスマートフォン 1 0.47%
iOSとその他のプラットフォーム 0 0.00%
Androidとらくらくスマートフォン 1 0.47%
Androidとその他のプラットフォーム 0 0.00%
iOS、Androidとらくらくスマートフォン 1 0.47%
iOS、Androidとその他のプラットフォーム 0 0.00%
合計 211 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:スマートフォンの利用プラットフォーム

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

回答者の年齢別の利用状況を調べました。

スマートフォンの利用プラットフォーム:年齢別
iOSのみ Androidのみ らくらくスマートフォンのみ iOSとAndroid iOSとらくらくスマートフォン Androidとらくらくスマートフォン iOS、Androidとらくらくスマートフォン 合計
19歳以下 5
100.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
5
100.00%
20代 16
59.26%
1
3.70%
0
0.00%
10
37.04%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
27
100.00%
30代 21
77.78%
1
3.70%
2
7.41%
2
7.41%
0
0.00%
0
0.00%
1
3.70%
27
100.00%
40代 20
64.52%
0
0.00%
1
3.23%
8
25.81%
1
3.23%
1
3.23%
0
0.00%
31
100.00%
50代 49
80.33%
0
0.00%
3
4.92%
9
14.75%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
61
100.00%
60代 32
82.05%
3
7.69%
0
0.00%
4
10.26%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
39
100.00%
70代 16
84.21%
0
0.00%
0
0.00%
3
15.79%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
19
100.00%
80歳以上 2
100.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
2
100.00%
合計 161
76.30%
5
2.37%
6
2.84%
36
17.06%
1
0.47%
1
0.47%
1
0.47%
211
100.00%

積み上げ横棒グラフ:年齢別のスマートフォンの利用プラットフォーム(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:年齢別のスマートフォンの利用プラットフォーム(回答割合)

回答者の全盲・ロービジョン別の利用状況を調べました。

スマートフォンの利用プラットフォーム:全盲・ロービジョン
iOSのみ Androidのみ らくらくスマートフォンのみ iOSとAndroid iOSとらくらくスマートフォン Androidとらくらくスマートフォン iOS、Androidとらくらくスマートフォン 合計
全盲 120
78.43%
1
0.65%
6
3.92%
23
15.03%
1
0.65%
1
0.65%
1
0.65%
153
100.00%
ロービジョン 41
70.69%
4
6.90%
0
0.00%
13
22.41%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
58
100.00%
合計 161
76.30%
5
2.37%
6
2.84%
36
17.06%
1
0.47%
1
0.47%
1
0.47%
211
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンの利用プラットフォーム(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンの利用プラットフォーム(回答割合)

上記からiOSとAndroidの利用者数をまとめました。

iOSとAndroidの利用者数
iOS Android
全盲 145
94.77%
26
16.99%
ロービジョン 54
93.10%
17
29.31%
合計 199
94.31%
43
20.38%

横棒グラフ:iOSとAndroidの利用者数(回答者数)

横棒グラフ:iOSとAndroidの利用者数(回答割合)

スマートフォンで使う支援技術(複数選択、設問M-2)

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名に、選択肢の中から、スマートフォンで使うことがある支援技術をすべて回答してもらった結果は以下の通りです。

スマートフォンで使う支援技術(複数選択)
支援技術 回答者数 割合
iOS VoiceOver 189 89.57%
iOSのズーム機能(いわゆる3本指ズーム)や配色の変更設定) 30 14.22%
TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダー 32 15.17%
Androidの拡大機能や配色の変更設定 9 4.27%
らくらくスマートフォンの読み上げ機能 9 4.27%
いずれも使用していない 3 1.42%
その他の読み上げまたは表示変更機能 3 1.42%

横棒グラフ:スマートフォンで使う支援技術

参考:前回調査と比較すると、iOSのズーム機能や配色の変更設定を選択した人が3.35ポイント増加し、TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダーを選択した人が3.96ポイント減少しました。これら以外の支援技術を選択した人の前回調査からの割合の変化は、いずれも3ポイント以内でした。

ロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況

設問B-4でスマートフォンを使うと回答したロービジョンの回答者58名について、iOSおよびAndroidでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況を調べました。

スマートフォンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況
スクリーン・リーダーのみ利用 ロービジョン向け支援技術のみ利用 スクリーン・リーダーとロービジョン向け支援技術の併用 いずれも利用していない 合計
iOS 21
38.89%
6
11.11%
24
44.44%
3
5.56%
54
100.00%
Android 3
17.65%
6
35.29%
3
17.65%
5
29.41%
17
100.00%

積み上げ横棒グラフ:スマートフォンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:スマートフォンでのロービジョン向け支援技術とスクリーン・リーダーの併用状況(回答割合)

スマートフォンで主に利用している支援技術(単一選択、設問M-3)

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名に、選択肢の中から、スマートフォンで主に使う支援技術を1つだけ回答してもらった結果は以下の通りです。

スマートフォンで主に利用している支援技術
支援技術 回答者数 割合
iOS VoiceOver 173 81.99%
iOSのズーム機能(いわゆる3本指ズーム)や配色の変更設定) 14 6.64%
TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダー 6 2.84%
Androidの拡大機能や配色の変更設定 6 2.84%
らくらくスマートフォンの読み上げ機能 7 3.32%
いずれも使用していない 4 1.90%
その他の読み上げまたは表示変更機能 1 0.47%
合計 211 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:スマートフォンで主に利用している支援技術

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

スマートフォンで主に利用している支援技術:全盲・ロービジョン
iOS VoiceOver iOSのズーム機能(いわゆる3本指ズーム)や配色の変更設定) TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダー Androidの拡大機能や配色の変更設定 らくらくスマートフォンの読み上げ機能 いずれも使用していない その他の読み上げまたは表示変更機能 合計
全盲 142
92.81%
0
0.00%
4
2.61%
0
0.00%
7
4.58%
0
0.00%
0
0.00%
153
100.00%
ロービジョン 31
53.45%
14
24.14%
2
3.45%
6
10.34%
0
0.00%
4
6.90%
1
1.72%
58
100.00%
合計 173
81.99%
14
6.64%
6
2.84%
6
2.84%
7
3.32%
4
1.90%
1
0.47%
211
100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンで主に利用している支援技術(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンで主に利用している支援技術(回答割合)

スマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況(設問M-4)

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名の、スマートフォン利用時の点字ディスプレイの利用状況は以下の通りでした。

スマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況
回答 回答者数 割合
音声のみを使い、点字は使わない 178 84.36%
主に音声を使い、時々点字も使う 11 5.21%
音声と点字を同じ程度使う 5 2.37%
主に点字を使い、時々音声も使う 0 0.00%
点字のみを使い、音声は使わない 0 0.00%
音声も点字も使わない 17 8.06%
合計 211 100.00%

100パーセント積み上げ横棒グラフ:スマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況

参考:前回調査から目立った変化は見られませんでした。

この設問への全盲、ロービジョンの回答者の回答状況は以下の通りです。

スマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況:全盲・ロービジョン
音声のみを使い、点字は使わない 主に音声を使い、時々点字も使う 音声と点字を同じ程度使う 主に点字を使い、時々音声も使う 点字のみを使い、音声は使わない 音声も点字も使わない 合計
全盲 138
90.20%
11
7.19%
4
2.61%
0
0.00%
0
0.00%
0
0.00%
153
100.00%
ロービジョン 40
68.97%
0
0.00%
1
1.72%
0
0.00%
0
0.00%
17
29.31%
58
100.00%
合計 178
84.36%
11
5.21%
5
2.37%
0
0.00%
0
0.00%
17
8.06%
211
100.00%

積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:全盲・ロービジョンの別のスマートフォンでの点字ディスプレイ利用状況(回答割合)

上記から、スマートフォンでの点字ディスプレイの利用率をまとめました。

スマートフォンでの点字ディスプレイ利用率
利用している 利用していない 合計
全盲 15
9.80%
138
90.20%
153
100.00%
ロービジョン 1
1.72%
57
98.28%
58
100.00%
合計 16
7.58%
195
92.42%
211
100.00%

積み上げ横棒グラフ:スマートフォンでの点字ディスプレイ利用率(回答者数)

100パーセント積み上げ横棒グラフ:スマートフォンでの点字ディスプレイ利用率(回答割合)

スマートフォンで利用している点字ディスプレイ製品(設問M-5)

14名から有効な回答がありました。

特に回答が多かったのは、10名(71.43パーセント)が挙げていたケージーエス社の製品でした。

その他には、スマートビートル、Focusシリーズの製品、Orbit Research社の製品を挙げている人がそれぞれ1名いました。

前回調査の回答にあった、Baum社の製品、Seikaシリーズの製品を挙げた人はいませんでした。

1名(7.14パーセント)は複数の製品を挙げていました。

パソコン、スマートフォンの用途

パソコンの用途(複数選択、任意回答、設問U-1)

設問B-4でパソコンを使うと回答した216名に、選択肢の中から、パソコンを用いて行うことがあるものをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。216名のうち215名が1つ以上の項目を選択しており、以下の割合は215名を100%としています。

パソコンを利用して行うことがあるもの
用途 回答者数 割合
文書の作成、編集 205 95.35%
点字データの作成、編集 57 26.51%
メールの送受信 208 96.74%
Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索 202 93.95%
辞書検索 113 52.56%
ニュース、新聞の閲覧 151 70.23%
ブログ・SNSの閲覧 124 57.67%
ブログ・SNSへの投稿 79 36.74%
外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど) 36 16.74%
乗り換え検索 118 54.88%
ショッピング 141 65.58%
家計簿 26 12.09%
金融サービスの口座の状況などの確認 90 41.86%
金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など) 78 36.28%
キャッシュレス決済、管理 48 22.33%
確定申告 25 11.63%
マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き 36 16.74%
電子お薬手帳 3 1.40%
健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間) 13 6.05%
スケジュール管理 70 32.56%
時刻や日付の確認 103 47.91%
アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用 28 13.02%
会議やメモなどの録音と再生 51 23.72%
写真の撮影と管理 33 15.35%
家電の操作 10 4.65%
色や明るさの判断 10 4.65%
紙幣の識別 7 3.26%
印刷物などを対象とした文字認識 70 32.56%
ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援 27 12.56%
Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加 143 66.51%
文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど) 74 34.42%
動画視聴 156 72.56%
音楽再生 135 62.79%
ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む) 106 49.30%
ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取 60 27.91%
動画、音声コンテンツ、音楽の製作 37 17.21%
電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど) 29 13.49%
点字データやDAISY図書による読書 94 43.72%
ゲーム 39 18.14%
その他 8 3.72%

横棒グラフ:パソコンを利用して行うことがあるもの

「その他」として2名以上の回答があったものは以下の通りです。

  • プログラミング

スマートフォンの用途(複数選択、任意回答、設問U-2)

設問B-4でスマートフォンを使うと回答した211名に、選択肢の中から、スマートフォンを用いて行うことがあるものをすべて回答してもらった結果は以下の通りです。211名のうち210名が1つ以上の項目を選択しており、以下の割合は210名を100%としています。

スマートフォンを利用して行うことがあるもの
用途 回答者数 割合
文書の作成、編集 71 33.81%
点字データの作成、編集 0 0.00%
メールの送受信 194 92.38%
Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索 181 86.19%
辞書検索 69 32.86%
ニュース、新聞の閲覧 159 75.71%
ブログ・SNSの閲覧 148 70.48%
ブログ・SNSへの投稿 100 47.62%
外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど) 144 68.57%
乗り換え検索 136 64.76%
ショッピング 125 59.52%
家計簿 14 6.67%
金融サービスの口座の状況などの確認 112 53.33%
金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など) 76 36.19%
キャッシュレス決済、管理 117 55.71%
確定申告 10 4.76%
マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き 82 39.05%
電子お薬手帳 21 10.00%
健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間) 94 44.76%
スケジュール管理 116 55.24%
時刻や日付の確認 176 83.81%
アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用 159 75.71%
会議やメモなどの録音と再生 68 32.38%
写真の撮影と管理 128 60.95%
家電の操作 49 23.33%
色や明るさの判断 89 42.38%
紙幣の識別 65 30.95%
印刷物などを対象とした文字認識 157 74.76%
ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援 81 38.57%
Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加 133 63.33%
文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど) 166 79.05%
動画視聴 162 77.14%
音楽再生 160 76.19%
ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む) 137 65.24%
ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取 93 44.29%
動画、音声コンテンツ、音楽の製作 16 7.62%
電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど) 67 31.90%
点字データやDAISY図書による読書 67 31.90%
ゲーム 39 18.57%
その他 3 1.43%

横棒グラフ:スマートフォンを利用して行うことがあるもの

パソコンとスマートフォンを両方利用している人の用途

設問U-1と設問U-2でそれぞれ1つ以上の項目を選択した201名の回答について調べました。

この201名に絞った回答状況は以下の通りです。

パソコンとスマートフォンの両方を利用している人の用途
パソコン(設問U-1) スマートフォン(設問U-2)
用途 実数 割合 実数 割合
文書の作成、編集 191 95.02% 67 33.33%
点字データの作成、編集 55 27.36% 0 0.00%
メールの送受信 194 96.52% 185 92.04%
Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索 190 94.53% 174 86.57%
辞書検索 103 51.24% 65 32.34%
ニュース、新聞の閲覧 140 69.65% 153 76.12%
ブログ・SNSの閲覧 120 59.70% 143 71.14%
ブログ・SNSへの投稿 76 37.81% 94 46.77%
外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど) 34 16.92% 141 70.15%
乗り換え検索 109 54.23% 133 66.17%
ショッピング 134 66.67% 118 58.71%
家計簿 24 11.94% 14 6.97%
金融サービスの口座の状況などの確認 87 43.28% 110 54.73%
金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など) 76 37.81% 75 37.31%
キャッシュレス決済、管理 48 23.88% 116 57.71%
確定申告 25 12.44% 10 4.98%
マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き 36 17.91% 81 40.30%
電子お薬手帳 3 1.49% 20 9.95%
健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間) 13 6.47% 89 44.28%
スケジュール管理 67 33.33% 110 54.73%
時刻や日付の確認 95 47.26% 170 84.58%
アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用 27 13.43% 153 76.12%
会議やメモなどの録音と再生 51 25.37% 65 32.34%
写真の撮影と管理 33 16.42% 124 61.69%
家電の操作 9 4.48% 47 23.38%
色や明るさの判断 10 4.98% 87 43.28%
紙幣の識別 7 3.48% 63 31.34%
印刷物などを対象とした文字認識 64 31.84% 152 75.62%
ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援 27 13.43% 79 39.30%
Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加 139 69.15% 128 63.68%
文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど) 73 36.32% 159 79.10%
動画視聴 150 74.63% 156 77.61%
音楽再生 124 61.69% 154 76.62%
ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む) 95 47.26% 131 65.17%
ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取 55 27.36% 87 43.28%
動画、音声コンテンツ、音楽の製作 36 17.91% 15 7.46%
電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど) 28 13.93% 64 31.84%
点字データやDAISY図書による読書 85 42.29% 63 31.34%
ゲーム 36 17.91% 36 17.91%
その他 7 3.48% 3 1.49%

横棒グラフ:パソコンとスマートフォンを両方利用している人の用途

パソコンの用途としてもスマートフォンの用途としても50パーセント以上の人が選択した項目は、以下の通りです。

  • メールの送受信
  • Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索
  • ニュース、新聞の閲覧
  • ブログ・SNSの閲覧
  • 乗り換え検索
  • ショッピング
  • Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加
  • 動画視聴
  • 音楽再生

パソコンの用途として選択した人が50パーセント以上だった一方、スマートフォンの用途として選択した人が50パーセント未満だった項目は以下の通りです。

  • 文書の作成、編集
  • 辞書検索

パソコンの用途として選択した人が50パーセント未満だった一方、スマートフォンの用途として選択した人が50パーセント以上だった項目は以下の通りです。

  • 外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど)
  • 金融サービスの口座の状況などの確認
  • キャッシュレス決済、管理
  • スケジュール管理
  • 時刻や日付の確認
  • アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用
  • 写真の撮影と管理
  • 印刷物などを対象とした文字認識
  • 文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど)
  • ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む)

パソコンの用途としてもスマートフォンの用途としても選択した人が50パーセント未満だった項目は以下の通りです。

  • 点字データの作成、編集
  • ブログ・SNSへの投稿
  • 家計簿
  • 金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など)
  • 確定申告
  • マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き
  • 電子お薬手帳
  • 健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間)
  • 会議やメモなどの録音と再生
  • 家電の操作
  • 色や明るさの判断
  • 紙幣の識別
  • ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援
  • ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取
  • 動画、音声コンテンツ、音楽の製作
  • 電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど)
  • 点字データやDAISY図書による読書
  • ゲーム
  • その他

パソコンの用途として選択した人の割合と、スマートフォンの用途として選択した人の割合の差が10ポイント以下だった項目は以下の通りです。

  • ゲーム
  • 金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など)
  • 動画視聴
  • メールの送受信
  • 家計簿
  • Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加
  • ニュース、新聞の閲覧
  • 会議やメモなどの録音と再生
  • 確定申告
  • ショッピング
  • Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索
  • 電子お薬手帳
  • ブログ・SNSへの投稿

ここ数年で特に便利になったと感じるもの(任意回答、自由記述、設問U-3)

パソコンやスマートフォンを使って行うことがあることで、ここ数年で特に便利になったと感じるものについて、自由記述方式で聞きました。

148名から有効な回答がありました。

これらの回答を大まかに分類し、回答数の多かったものを以下に示します。 なお、必ずしも厳密な分類ができているわけではありませんので、以下で示す回答者数はあくまで目安としてご覧ください。

ここ数年で特に便利になったと感じるもの
回答内容 回答者数
文字認識 53
歩行者ナビゲーションなどの歩行支援 40
キャッシュレス決済、金融サービス利用 28
音声やビデオ通話を用いたコミュニケーション 24
動画視聴 10
信号機の色の判別 9
Be My Eyesなどによる視覚支援 9
買い物 8

ここ数年で特に不便になったと感じるもの(任意回答、自由記述、設問U-4)

パソコンやスマートフォンを使って行うことがあることで、ここ数年で特に不便になったと感じるものについて、自由記述方式で聞きました。

105名から有効な回答がありました。

回答内容にはかなりのばらつきがありましたが、以下の項目に言及する回答が目立ちました。

  • CAPTCHA※1の増加
  • 視覚障害者が操作することが難しい方式のeKYC※2の増加
  • OSの更新や最新のWeb技術への、スクリーン・リーダーなどの支援技術の対応の遅れ
  • Webおよびアプリケーションにおいて、テキスト情報が付加されていない画像、アイコン、ボタン、リンクなどの増加
  • アクセシビリティーが低いアプリケーションやWebサイトの増加
  • アクセシビリティーを意識せずに更新されるアプリケーションやWebサイトの存在
  • スマートフォンからの利用を前提としていて、パソコンからは利用できないサービスの増加
  • スマートフォンでの文字入力の困難さ

※1 操作しているのが人間かどうかを判定するための様々な仕組み。画像に書かれた文字を入力させるいわゆる「画像認証」や、画像を移動させてパズルを完成させるいわゆる「パズル認証」などがある

※2 電子的に本人確認を行うこと。例えば、銀行口座を開設する際に、本人確認書類を提出する代わりに、スマートフォンのカメラで顔写真を撮影し、本人確認書類と照合することで本人確認を行う方式などがある。

謝辞

本調査の実施に当たっては、本報告書の冒頭に記載した各種媒体で回答の募集をさせていただきました。また、他の媒体で本調査についてご紹介くださった方もいらっしゃいました。

また、この報告書に掲載しているグラフは、伊原 力也氏が作成してくださいました。

ご協力くださったすべての方に謝意を表します。

参考:設問一覧

以下に設問の一覧を示します。

【メール・アドレス】(必須)

まず貴方のメール・アドレスをご記入ください。

基本情報

まず貴方ご自身について伺います。

【設問B-1】(必須)

貴方の年齢について、以下から当てはまるものを1つお選びください。

  • 19歳以下
  • 20代
  • 30代
  • 40代
  • 50代
  • 60代
  • 70代
  • 80歳以上
  • 答えたくない

【設問B-2】(必須)

貴方の状況について、当てはまるものをすべてお選びください。

  • 視覚障害がある、または見ることに困難がある
  • 聴覚障害がある、または聴くことに困難がある
  • 当てはまるものはない

【設問B-3】(必須)

パソコンやスマートフォンの画面表示内容を、目で見て確認することはありますか。

  • 見て確認することがある
  • 見て確認することはない

IT機器の使い方

続いて貴方のIT機器の使い方について伺います。

この調査で「パソコン」とはWindows搭載のPCやタブレット、macOS搭載のPC、Chrome OSやLinuxなどその他のOSを搭載したPCを差します。

また、「スマートフォン」とは、iPhoneやAndroid搭載スマートフォン、らくらくスマートフォンに加えて、iPadなどのタブレット、iPod Touchなどの携帯電話機能がない端末も含みます。

【設問B-4】(必須)

貴方のIT機器の使い方に一番近いものを、以下から1つお選びください。

  • パソコンを使い、スマートフォンは使わない
  • 主にパソコンを使い、時々スマートフォンを使う
  • パソコンとスマートフォンを同じ程度よく使う
  • 主にスマートフォンを使い、時々パソコンを使う
  • スマートフォンを使い、パソコンは使わない

パソコンの利用について

ここでは、パソコンの利用について伺います。(設問D-1~D-8、全8問)

【設問B-4】で「スマートフォンを使い、パソコンは使わない」を選択した場合は、【設問M-1】にお進みください。

【設問D-1】(必須)

以下に挙げるものの中で、使うことがあるものをすべてお選びください。

  • Windows搭載パソコン・タブレット
  • macOS搭載パソコン
  • Chrome OS搭載パソコン・タブレット
  • その他のOS搭載のパソコン(具体的にお書きください)

【設問D-2】(必須)

以下に挙げるものの中で、パソコンを使う際に使うことがあるものをすべてお選びください。

  • PC-Talker
  • JAWS for Windows
  • NVDA
  • ナレーター
  • ZoomText
  • Windows拡大鏡や配色の変更設定
  • macOS VoiceOver
  • macOSのズーム機能や配色の変更設定
  • ChromeVox
  • いずれも利用していない
  • その他の読み上げまたは表示変更機能(具体的にお書きください)

【設問D-3】(必須)

前問(設問D-2)で選ばれたものの中で、パソコンを使う際、主に利用しているものを以下から1つお選びください。

  • PC-Talker
  • JAWS for Windows
  • NVDA
  • ナレーター
  • ZoomText
  • Windows拡大鏡や配色の変更設定
  • macOS VoiceOver
  • macOSのズーム機能や配色の変更設定
  • ChromeVox
  • いずれも利用していない
  • その他の読み上げまたは表示変更機能(具体的にお書きください)

【設問D-4】(必須)

パソコンを使うとき点字ディスプレイを使いますか。

  • 音声のみを使い、点字は使わない
  • 主に音声を使い、時々点字も使う
  • 音声と点字を同じ程度使う
  • 主に点字を使い、時々音声も使う
  • 点字のみを使い、音声は使わない
  • 音声も点字も使わない

【設問D-5】

パソコンと一緒に点字ディスプレイをお使いの方に伺います。主に使用している点字ディスプレイのメーカー名、製品名、型番など、お分かりになる範囲で教えてください。

【設問D-6】(必須)

パソコンでWebを閲覧するときに使うことがあるものをすべてお選びください。

  • NetReader
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Google Chrome
  • macOS Safari
  • パソコンでWebを閲覧しない
  • その他(具体的にお書きください)

【設問D-7】(必須)

パソコンでメールの読み書きをするときに使うことがあるものをすべてお選びください。

  • MyMail
  • Windows標準の「メール」
  • Microsoft Outlook
  • Mozilla Thunderbird
  • MMメール
  • VoicePopper
  • Webブラウザー(Gmail、Yahoo! メールなど)
  • macOS標準の「メール」
  • パソコンでメールの読み書きをしない
  • その他(具体的にお書きください)

【設問D-8】(必須)

パソコンでテキスト・ファイルの編集をするときに使うことがあるものをすべてお選びください。

  • MyEdit
  • Windowsのメモ帳
  • macOSのテキストエディット
  • パソコンでテキスト・ファイルの編集をしない
  • その他(具体的にお書きください)

スマートフォンの利用について

ここでは、スマートフォンの利用について伺います。なお、iPadのようなタブレット端末や、iPod Touchのような携帯電話の機能がない端末をお使いの場合もお答えください。(設問M-1~M-5、全5問)

【設問B-4】で「パソコンを使い、スマートフォンは使わない」を選択した場合は、【設問U-1】にお進みください。

【設問M-1】(必須)

以下に挙げるものの中で、利用することがあるものをすべてお選びください。

  • iPhone
  • iPad
  • Android搭載スマートフォン
  • Android搭載タブレット
  • らくらくスマートフォン
  • その他(具体的にお書きください)

【設問M-2】(必須)

以下に挙げるものの中で、スマートフォンを使う際に利用することがあるものをすべてお選びください。

  • iOS VoiceOver
  • iOSのズーム機能(いわゆる3本指ズーム)や配色の変更設定
  • TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダー
  • Androidの拡大機能や配色の変更設定
  • らくらくスマートフォンの読み上げ機能
  • いずれも使用していない
  • その他の読み上げまたは表示変更機能(具体的にお書きください)

【設問M-3】(必須)

前問(設問M-2)で選ばれたものの中で、スマートフォンを使用する際、主に利用しているものを以下から1つお選びください。

  • iOS VoiceOver
  • iOSのズーム機能(いわゆる3本指ズーム)や配色の変更設定
  • TalkBackなど、Androidのスクリーン・リーダー
  • Androidの拡大機能や配色の変更設定
  • らくらくスマートフォンの読み上げ機能
  • いずれも使用していない
  • その他の読み上げまたは表示変更機能(具体的にお書きください)

【設問M-4】(必須)

スマートフォンを使うとき点字ディスプレイを使いますか。

  • 音声のみを使い、点字は使わない
  • 主に音声を使い、時々点字も使う
  • 音声と点字を同じ程度使う
  • 主に点字を使い、時々音声も使う
  • 点字のみを使い、音声は使わない
  • 音声も点字も使わない

【設問M-5】

スマートフォンと一緒に点字ディスプレイをお使いの方に伺います。主に使用している点字ディスプレイのメーカー名、製品名、型番など、お分かりになる範囲で教えてください。

パソコンやスマートフォンの用途について

ここでは、パソコンやスマートフォンの用途について伺います。(設問U-1~U-4、全4問、回答は任意)

【設問U-1】

以下に挙げるものの中で、パソコンを使って行うことがあるものをすべてお選びください。

  • 文書の作成、編集
  • 点字データの作成、編集
  • メールの送受信
  • Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索
  • 辞書検索
  • ニュース、新聞の閲覧
  • ブログ・SNSの閲覧
  • ブログ・SNSへの投稿
  • 外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど)
  • 乗り換え検索
  • ショッピング
  • 家計簿
  • 金融サービスの口座の状況などの確認
  • 金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など)
  • キャッシュレス決済、管理
  • 確定申告
  • マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き
  • 電子お薬手帳
  • 健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間)
  • スケジュール管理
  • 時刻や日付の確認
  • アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用
  • 会議やメモなどの録音と再生
  • 写真の撮影と管理
  • 家電の操作
  • 色や明るさの判断
  • 紙幣の識別
  • 印刷物などを対象とした文字認識
  • ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援
  • Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加
  • 文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど)
  • 動画視聴
  • 音楽再生
  • ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む)
  • ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取
  • 動画、音声コンテンツ、音楽の製作
  • 電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど)
  • 点字データやDAISY図書による読書
  • ゲーム
  • その他(具体的にお書きください)

【設問U-2】

以下に挙げるものの中で、スマートフォンを使って行うことがあるものをすべてお選びください。

  • 文書の作成、編集
  • 点字データの作成、編集
  • メールの送受信
  • Googleやヤフーなど、検索サービスを用いたWeb検索
  • 辞書検索
  • ニュース、新聞の閲覧
  • ブログ・SNSの閲覧
  • ブログ・SNSへの投稿
  • 外出時のナビゲーション(Google Map、BlindSquare、マイルートなど)
  • 乗り換え検索
  • ショッピング
  • 家計簿
  • 金融サービスの口座の状況などの確認
  • 金融サービスに関する手続き(振り込み、利用限度額の変更など)
  • キャッシュレス決済、管理
  • 確定申告
  • マイナポータルの利用やマイナンバーカードを用いた各種手続き
  • 電子お薬手帳
  • 健康状態の把握(例:歩数、体重、体温、血圧、睡眠時間)
  • スケジュール管理
  • 時刻や日付の確認
  • アラーム、ストップウォッチ、タイマーの利用
  • 会議やメモなどの録音と再生
  • 写真の撮影と管理
  • 家電の操作
  • 色や明るさの判断
  • 紙幣の識別
  • 印刷物などを対象とした文字認識
  • ビデオ通話などを用いた遠隔地からの視覚支援
  • Zoom、ClubHouseなどを用いた、オンラインのコミュニケーション、会議やセミナーへの参加
  • 文字によるコミュニケーション(LINE、Facebook Messenger、Slackなど)
  • 動画視聴
  • 音楽再生
  • ラジオ番組の聴取(Radikoなどのサービスを利用する場合も含む)
  • ポッドキャストなど、その他の音声コンテンツの聴取
  • 動画、音声コンテンツ、音楽の製作
  • 電子書籍やオーディオブックによる読書(Kindle、audiobook.jpなど)
  • 点字データやDAISY図書による読書
  • ゲーム
  • その他(具体的にお書きください)

【設問U-3】

パソコンやスマートフォンを使って行うことがあることで、ここ数年で特に便利になったと感じるものがあればお書きください。

【設問U-4】

パソコンやスマートフォンを使って行うことがあることで、ここ数年で特に不便になったと感じるものがあればお書きください。

今後のご連絡について

最後に今後のご連絡について以下でご希望をお知らせください。(設問C-1~C3、全3問)

【設問C-1】(必須)

この調査の結果についてのお知らせを希望しますか。

  • 希望する
  • 希望しない

【設問C-2】(必須)

今後このような調査を実施する際にお知らせをお送りしてもよろしいですか。

  • 希望する
  • 希望しない

【設問C-3】(必須)

今後当団体の活動に関するお知らせをお送りしてもよろしいですか。

  • 希望する
  • 希望しない

設問は以上です、ご協力ありがとうございました。