昨年実施した第3回支援技術利用状況調査について、この結果の概要を紹介し、この結果から視覚障害者のICT利用の現状について考えるオンライン・イベントを、2024年4月25日(木)の夜開催します。 興味を持っていただけましたらぜひご参加ください。
- 参考: 第3回支援技術利用状況調査報告書
イベント概要
- イベント・タイトル: 2023年春の調査から読み解く視覚障害者のデジタルライフ最前線
- 開催日時: 2024年4月25日(木) 19:30~21:30
- 場所:オンライン -- Zoom(有料)、YouTube Live(無料)
- アーカイブ配信:Zoomによる参加者向けにイベント終了後3週間程度配信
- 参加申し込み: YouTube Liveでのご視聴にはお申し込みは不要です。Zoomでの参加をご希望の方は事前に以下のイベント情報ページよりお申し込みください
- イベント情報ページ: https://jbict2404.peatix.com/
イベント情報ページより
日本視覚障害者ICTネットワーク (JBICT.Net) では、2023年5月から6月にかけて、第3回支援技術利用状況調査を実施しました。この調査は、生成AIによる画像解析技術が手軽に利用できるようになる直前という、技術革新の転換点ともいえる重要なタイミングで実施したものです。今回の調査では、例年通りスクリーン・リーダーなどの支援技術の利用状況に加え、視覚障害者が日常生活でパソコンやスマートフォンをどのように活用しているかについて、より深く掘り下げた質問を設けました。
このイベントでは、調査結果を紹介しつつ、視覚障害者の生活がICTによってどのように変わったのか、あるいは変わっていないのか、また最新技術が視覚障害者の生活にどのような変化をもたらすのかといったことを、視覚障害当事者を含む、アクセシビリティーに詳しいメンバーで考えます。
登壇者プロフィール(五十音順)
伊藤 裕美(いとう ひろみ)
認定NPO法人視覚障害者の就労を支援する会(タートル) ICTサポートプロジェクトリーダー
シンクタンクでプログラマとして長年データ集計やツール開発を担当。
仕事ではスクリーンリーダーとWindows拡大鏡を使用するロービジョン。
最近では視覚障害者の就労を支援する団体であるタートルの中で、ICTサポートプロジェクトを立ち上げ、視覚に障害があっても当たり前に働けるICT環境の実現を目指して、チームで様々な取り組みを行っている。
伊原 力也(いはら りきや)
フリー株式会社 デザイナー
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)理解と普及作業部会委員、人間中心設計推進機構(HCD-Net) 評議委員
多様な働き方の実現を目指し2017年10月にfreeeに参加。デザインチームのマネジメント、およびアクセシビリティ普及啓発を行う。ほか、外部コンサルタントとして、Ubie、STUDIO、CULUMUのアクセシビリティ改善を推進。著書(共著)に「Webアプリケーションアクセシビリティ」など。
小川 敏一(おがわ としかず)
視覚障害者用福祉用具を販売する部署に勤務する全盲の職員。
先天的な弱視であったが、2016年にけがで失明し、全盲となる。
弱視だった頃から点字の読み書き(触読含む)、白杖歩行、スクリーンリーダーを使用してのパソコンやスマートフォンの操作をある程度習得していたため、早期に職場復帰を果たす。
パソコンはWindowsパソコンをPC-TalkerNEOとNVDAを状況に応じて使い分けている。
その他、iPhoneをVoiceOverで、AndroidスマートフォンをTalkBackで使用している。
仕事でもプライベートでも点字ディスプレイ(点字ノートテーカー)を活用している。
高橋 玲子(たかはし れいこ)
玩具メーカー勤務
目の前にあるものの形や色がようやくわかるぐらいの視力で生まれ、4歳ごろまでに全盲になる。
1993年から玩具メーカーに勤務。
何を表現するにも圧倒的に文字より画像がウケる玩具業界で、あつかましくも、「背伸びをせずに自分らしく」をいつも心がけています…。
JAWS、NVDA、ナレーター、Altair for Windows、BMS40、職場支給のiPhone、点字プリンタを日々使って仕事をしています。
中根 雅文(なかね まさふみ)
1990年代中頃より、研究者として、エンジニアとして、全盲のユーザーとして「情報アクセシビリティー」をテーマに活動。
JBICT.Netの言い出しっぺ(便宜上代表)
freee株式会社勤務
ご参加について
このイベントは、当日ZoomとYouTube Liveで配信します。
YouTube Liveでのご視聴の場合、お申し込みは不要です。
アーカイブ配信をご利用になりたい場合は、カンパ枠のチケットをご購入ください。
他に、以下の2種類の参加方法があります。(上記Peatixのイベント・ページからお申し込みください)。
これらのチケットでご参加の皆さんは、イベント終了後3週間程度の間ご覧いただけるアーカイブ配信のURLをイベント終了後にお知らせします。
- カンパしてZoomで参加: 1,000円、事前決済
いただいたカンパで、このイベントの文字起こしまたは記事化を行います。(それ以上にカンパが集まった場合は、JBICT.Netの運営費用として使わせていただきます。)
当日はZoomでご参加いただき、チャットでご質問していただくこともできます。
また、イベント終了後3週間程度の間、当日の動画アーカイブをご覧いただけます。
Zoomのアクセス情報とイベント開催後のアーカイブのURLは、Peatixのメッセージ機能でお知らせします。 - UDトークの修正をしてZoomで参加: 無料
当日の情報保障に用いるUDトークの書き起こし結果をリアルタイムで修正していただける方を若干名募集しています。
当日はZoomでご参加いただき、チャットでご質問していただくこともできます。
また、イベント終了後3週間程度の間、当日の動画アーカイブをご覧いただけます。
Zoomのアクセス情報とイベント開催後のアーカイブのURLは、Peatixのメッセージ機能でお知らせします。
参考:イベント・レポート:第2回支援技術利用状況調査結果報告会
情報保障について
当日はUDトークによる書き起こしを提供する予定です。
参加申し込みについて
YouTube Liveでのご視聴にはお申し込みは必要ありません。
Zoomによるご参加の場合は事前のお申し込みが必要です。
イベント情報のページまたは、下のフォームからお申し込みください。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。